親知らず（埋伏歯）

親知らずが埋まっていたり、斜めに生えて痛みがある。また、周りの歯肉が腫れて痛む。

顎関節症

大きく口を開けられない。顎を動かした時にカクカクと音が鳴ったり、痛みがある。

口内炎（口腔粘膜疾患）

お口の中に痛みのある小さなできものがある。お口の中の粘膜が赤くただれている。

良性腫瘍

歯茎やお口の粘膜、顎の骨などにできもの（腫瘍）があり、痛みや刺激を感じる。

舌痛症

腫瘍や炎症は見当たらないのに、舌がピリピリしたり、焼けるような痛みがある。

外傷

事故やケガでお口の中が傷ついてしまった。転倒して歯が抜けた、グラグラする、など。

上記以外にも、様々なお口の疾患に対応いたします。まずは一度お気軽にご相談ください。

「親知らずは抜いた方がいいですか？」という質問をよくいただきます。確かに、親知らずを残したままにしておくと痛みが出たり腫れてしまったり…というのはよく耳にすることです。しかし、親知らずが生えたからと言って全てのケースで抜歯をしなくてはならない訳ではありません。
他の歯に悪影響を与えない場合は、残しておいた方が後々のために良い場合もあります。

抜歯そのものは痛みを伴う処置ではありません。
ただし、術後に関しては、個人差はありますが痛みや腫れを伴います。
例えば、親知らずが特殊な生え方をしていたり、歯茎の中に完全に埋まっている場合などは歯茎を切開して抜歯を行うこともありますが、こういった場合はどうしても痛みや腫れが出やすくなります。
抜歯後は以下のような症状が出る場合がありますが、患者様ご自身が適切な処置を行えば、回復がスムーズになりますので、ぜひ以下のポイントを押さえておきましょう。

ガーゼを噛んで止血

親知らずの抜歯後は穴が空きますが、この穴にかさぶた（血餅）ができるまでは出血しやすい状態になります。
抜歯後はしばらくガーゼをしっかり噛んで止血し、飲酒や激しい運動、長時間の入浴などの血行が良くなる行動は控えましょう。

抜歯した箇所を触らない

抜歯後の穴が気になって舌で触ってしまう方がいますが、これは穴を塞ぐ血餅が取れて治癒が遅れたり、傷口から細菌感染を起こすリスクもあるのでNGです。
また、うがいも血餅が取れてしまうので控えましょう。

痛む場合は鎮痛剤を

親知らずの抜歯後、麻酔が切れると痛みが出る場合があります。
その際は、我慢せず処方された鎮痛剤を飲むようにしてください。
通常の場合、3日～1週間程で痛みはなくなります。

腫れている場合は冷やす

抜歯後に頬や歯茎が腫れる場合があります。
その場合は、頬を冷却シートや濡れたタオルで軽く冷やしてください。冷やしすぎると治りが遅くなるので注意しましょう。
通常の場合、3日～1週間程で腫れは治まります。

口内炎や口の中のできもの

一般的にお口の中にできた腫瘍やしこりなどを「口腔粘膜疾患」と呼びます。
多くの場合は脂肪や、口内炎・歯で噛んでしまった痕なので心配いりませんが、中には重大な疾患が潜んでいるケースもあります。いつまで経っても治らない腫瘍には注意が必要です。
舌の脇、上顎、歯茎などによく見られ、最も恐ろしいのが「舌癌」や「歯肉癌」などの悪性腫瘍です。また、頬に白い筋のような線がいつまで経っても消えない、あるいは大きくなるような場合も含めて、症状によっては大学病院や総合病院をご紹介する場合もあります。
これらの原因を特定することは非常に難しいですが、合わない入れ歯の使用や、むし歯や歯周病を放置するなど、お口の中が不衛生な状態でも発症するため、日頃のケアがとても大切です。
この口腔粘膜疾患は、自己判断は禁物です。「時間が経過しても治らない・消えない・大きくなる」ような場合は、迷わず口腔外科を受診するようにしてください。